[初心者向け]ゴルフクラブの握り方!きれいなスイングを作るための基準のグリップをマスター!!
- 頑張って練習してるんだけど・・・
- 気持ちよくクラブが振れないなぁ〜。
- ボールが全然狙ったところに飛んでいかない。
練習を頑張っている初心者の方が間違ったクラブの握り方のせいで、なかなか目標にボールが飛んでいかずに、次第にスイングまで崩れていってしまうケースは非常に多いです。
僕は、大学卒業後12年以上アマチュアゴルファーにレッスンを行なってきました。その経験から、初心者にはまずは基準となるグリップをマスターしてもらうのが上達への1番の近道であることが分かってきました。
そこで、この記事では初心者ゴルファーがきれいなスイングをして上達するための基礎となるゴルフクラブの握り方(グリップ)をマスターしてもらうために、
- グリップの大切さ
- グリップの種類と形
- 基準となるグリップの作り方
など、グリップについて解説します。
この記事を読めば、ゴルフ初心者の方がきれいなスイングを身につけ、最短で上達するためのゴルフクラブの握り方がわかります。
結論から言うと『基準となるグリップ』それは、出来る限り自然体で握れば完成です。と言っても、これではなんのことか分かりませんよね。それでは、1つずつ解説して行きましょう。
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グリップの大切さ
まずは、グリップの大切さについて
- グリップについて
- グリップがフェースの向きを決める
- グリップがスイングに及ぼす影響
- クラブスピードのコントロール
これらのことについて解説していきます。
グリップについて
グリップは体とクラブの唯一の接点です。
グリップの役割は、スイング中の体の動きをクラブに伝えることです。
このグリップが間違っていると体の動きがどんなに良くても、クラブの動きが悪くなり、
- ボールにしっかり当たらない
- 遠くに飛ばない
- 真っすぐ飛ばない
なんてことが起こってしまいます。
しかも、間違ったグリップでボールを打っていると、体の動きもそのグリップに合わせた間違った動きになっていってしまします。
きれいなスイングを覚えるためには、まず正しいグリップを覚えることが重要です。
グリップがフェースの向きを決める
グリップの形は、クラブのフェース面の向きと大きく関係します。
主に、
- 握り方
- 手首の角度
によってフェース面が変わります。
目標に、ボールを正確に飛ばすためには、インパクトでフェースを目標の方向に向けなくてはいけません。
目標にまっすぐ飛ばすためには、基準となるグリップは大切になります。
グリップがスイングに及ぼす影響
次に、グリップはスイング中のクラブの動き(スイングプレーン)にも影響を与えます。
主に、
- 握り方
- 手元のポジション
- 手首の角度
これらによって、クラブの動きが変わってきます。
基本のスイングプレーン(きれいなスイング)を作る上でも基準のグリップは大切です。
クラブスピードのコントロール
そして最後は、クラブスピードのコントロールについてです。
主に、
- 握る力加減
- 握り方
これらによって、クラブスピードは変わります。
クラブをスムーズに振るためにも、ほどよい力感でグリップすることは大切です。
グリップの種類と形
ここでは、知識としてグリップの種類
- オーバーラッピンググリップ
- インターロッキンググリップ
- テンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)
グリップの形
- スクエアグリップ
- ストロンググリップ
- ウィークグリップ
について解説していきます。
グリップの種類
グリップの種類ですが、基本的なグリップは3種類になります。ゴルフの基礎知識としてそれぞれの握り方と呼び名を覚えましょう。
オーバーラッピンググリップ
右手の小指を左手の人差し指に重ねて握ります。もっとも一般的なグリップで、左右の手のバランスが良いグリップです。
(ちなみに僕も今はオーバーラッピンググリップです。)
インターロッキンググリップ
右手の小指と左手の人差し指を絡ませて握ります。両手の一体感が感じやく、ヘッドを走らせやすいグリップです。
(タイガー・ウッズ選手がこのグリップだったので僕も真似をして学生の頃は、インターロッキンググリップでした。)
テンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)
10本の指全部で握ります。力の弱い女性ゴルファーやジュニアゴルファーにあっていると言われています。
(プロの中にも時松隆光プロがテンフィンガーを採用しています。)
グリップの形
グリップを握る手の形によっても3種類の呼び方があります。こちらもしっかり覚えておきましょう。
スクエアグリップ
正しいアドレスの形を作り、左目から左手を自然に垂らしたときの左手の形で握ります。
右手は左手に合わせて握ります。
基準としては、
- 左手の指の付け根の関節が2つ(人差し指と中指)見える
- 左手の親指がグリップのセンターより少し右にくる
- 親指と人差し指の間にできるV字形が首筋の右側と右肩の間を指す
このような形になります。
スクエアグリップは、自然な形でスイングしたときにインパクトでフェースが目標を向いた形になりやすい。
ストロンググリップ
ストロンググリップは、スクエアグリップより両手を右に回した形で握ります。
基準としては、
- 左手の指の付け根の関節が3つ以上見える
- 左手の親指がグリップのセンターより右にくる
- 親指と人差し指の間にできるV字形が右肩を指す
このような形になります。
ストロンググリップは、スイングプレーンがインサイドからインパクトを向かえやすくなり、インパクトでフェースは目標より左を向きやすい。
ウィークグリップ
ウィークグリップは、スクエアグリップより両手を左に回した形で握ります。
基準としては、
- 左手の指の付け根の関節が1つもしくは見えない。
- 左手の親指がグリップのセンター、もしくは左にくる
- 親指と人差し指の間にできるV字形が首の右筋、もしくは首を指す
このような形になります。
ウィークグリップは、スイングプレーンがアウトサイドからインパクトを向かえやすくなり、インパクトでフェースは目標より右を向きやすい。
以上がグリップの種類と形になります。それぞれに長所と短所がありゆくゆくはあなたに合った形を見つけて行かなくてはいけないのですが、まずはきれいなスイングを作るためにもオーバーラッピンググリップとスクエアグリップを覚えることをおすすめします。
基準となるグリップの作り方の手順
それでは、実際に基準となるグリップ(ニュートラルグリップ)の握り方を説明していきましょう。
○体(姿勢を作る)
はじめは、体の形を作ります。
- 足を肩幅に広げて、上体を真っ直ぐに立ち、上体を股関節から前傾させる。
- 膝を軽く緩めて、アドレスの形を作る。
- 左手を左目の前に持ってきて、そこから左腕を自然に垂らす。(この時の、左手の位置(左目の下)がアドレスした時の手元の位置になります。)
これで基準のグリップを作るために大切な姿勢は完成です。
○左手の握り方
次は左手の握り方です。
- フェースを目標にスクエアに向けて、クラブを正しくセットする。
- 右手の人差し指と親指でグリップエンド(グリップの一番上の部分)をつまむ。
- 自然に垂らした左手の位置がグリップに来るようにする。(グリップとの前後のズレは足の位置を変える。上下のズレは、膝を曲げる角度を変えて調整する。)
- 自然に垂らした左手の形で握る。握る順番は小指薬指中指を握り、親指と人差し指の間を閉めてから親指と人差し指を握る。
これで左手のグリップは完成です。
スクエアグリップになっているかを確認しましょう。
③の時、グリップに左手を持っていってしまうと手元の位置や手首の角度が基準のからズレてしまうので注意しましょう。クラブは動かさずに体の方を動かして合わせます。
○右手の握り方
次は右手の握り方です。
- 右手のひらを開いて、グリップの右横から手のひらをグリップに当てて中指、薬指でグリップを握る。
- 右手の薬指と左手の人差し指を密着させる。
- 右手の小指を左手の人差し指の上に重ねる。(オーバーラッピンググリップ)
- 親指と人差し指の間を閉めから、親指と人差し指を握る。
これで右手のグリップも完成です。
○両手を確認
- 最後に両手がバランスよく握れているか。
- グリップに手がしっかり密着しているか。
- ほどよい力感で握れているか
これらのことを確認します。
これで基準のグリップは完成です。
オーバーラッピングのスクエアグリップ。
アドレス時の手元のポジションは左ふともも内側。(左目の下)
練習をしているとグリップの形が変わってきてしまいます。
はじめは、めんどくさいかもしれませんが、一球一球丁寧にグリップして練習しましょう。
慣れてくると、スムーズにグリップできるようになります。(ちなみに僕も一球一球この手順でグリップして練習しています。
まとめ
今回の記事では、きれいなスイングをして最速で上達するための基準のグリップについて解説しました。
- グリップの大切さ
- グリップの種類と形
- 基準となるグリップの作り方
これらについては理解していただけましたか?
グリップはスイングと大きく関係しています。基準から外れたグリップでは基準から外れたスイングが生まれてしまいます。
逆に、基準のグリップでしっかりボールが打てるようになればその時はもうすでにきれいなスイングを身につけていると思います。
ベテランゴルファーであれば、自分のスイングにグリップを合わせる方法もありだと思いますが、これから『ゴルフを上達したい』と練習を頑張っているみなさんには、まずは基準のグリップを覚えていただいて、きれいなスイングで上達していって欲しいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事があなたの上達に少しでも参考になれば嬉しいです。
最後に正しいグリップを覚えたみなさんに、僕の使っているグローブを紹介します。
良かったらぜひ使ってみて下さい!!
練習時に使っています。
試合の時はこちら。(耐久性は他のものより劣るので練習ではもったいなくて使えません。)
雨の日のラウンドはこちら。濡れるとグリップ力が増す!!雨の日用に1つは持つことをおすすめします。