パッティングの悩みをパターで解決しよう。あなたに合ったパターの選び方!!
- 『パターが全然よらない』
- 『ショートパットが入らない』
- 『せっかくショットやアプローチが良かったのに、終わってみればスコアは散々。』
パターが苦手なゴルファーが、自分に合ってないパターを使ってしまい、「なかなかパターが上達しないなぁ〜。」と悩んでしまうケースは多いです。
もしかしたら、今あるパッティングの悩みは、パターを変えるだけで解決できるかもしれません。
僕は、12年以上アマチュアゴルファーにレッスンをしてきました。その中で、打ち方とパターが合っていない方など、様々な原因でパターが上手くいかないゴルファーを見てきました。
そこで、この記事ではあなたの悩みを解消するためのパターの選び方を解説していきます。
この記事を読めば、あなたに合ったパターが見つかり、きっと今までよりもっと良いスコアでラウンド出来るようになります。
もしあなたが、ドライバーはクラブにこだわるのに、パターには全然こだわってなかったりしているのであれば、ぜひこの記事を読んでみてください。
よく「ショットの4割はパターだ。」なんて聞きますけど(実際には、タップインの数も含めてですが)ショット数を占める割合が一番多いのがパターなのは間違い無いでしょう。
そのパターにこだわらないというのは少しもったいないですよね!?
パッティングの距離感の悩みにはパターの打感を方向性に悩んでいるならば、フェースバランスを意識してパターを選ぶのがおすすめです。
それでは、パターの選び方について解説していきます。
パッティングに真剣に悩んでいたり、本気で技術向上を目指しているならパターフィッティングを受けてみるのが一番です。
パターフィッティングを受けるなら、実際のパッティングデータを取りながら専門のフィッターがあなたに合ったパターを提案してくれる「SeeMore」がおすすめ。
「SeeMore」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
パターの選び方

パターの選び方ですが、まずは自分が何を今求めているのかを考えましょう。
パッティングでは、大きく分けると距離感と方向性の2つが大事になってきます。
なのでまずは、自分がどっちを良くするとスコアが良くなるかを考えましょう。
○距離感とは、自分の打ちたい距離を正確に打てているか。
○方向性は、自分が打とうとしているラインに対して正しく打ち出せているのかということです。
ちなみにパッティングでは、狙ったところに打てて、正しくラインが読めていて、距離感(タッチ)が合えばボールは必ずカップに入ります。
パターが入らないということは、このどれかが出来ていないということです。
まずは自分が距離感と方向性のどちらが苦手なのかを確かめて、そこを助けてくれるパターを見つけましょう。
正しい距離感と方向性を手に入れれば、ライン読みは自然に上達していくことが多いです。
パターの種類

まずは、パターの選び方の前にパターの種類を解説します。
パターを選ぶときは、
- ヘッド形状
- フェースバランス
- シャフトの長さ
- フェース素材
- グリップ
などの違いを考えて選びます。
ヘッドの形状
○ピン型
フェースの開閉がしやすく、自分でコントロールして打ちやすい。一般的には距離感を合わせやすい。
○マレット型
ヘッドがかまぼこ型。
フェースの開閉がほどほどにしやすく、距離感と方向性の良さのバランスが良い。
○ネオマレット
ヘッドがとても大きい。
フェースが開閉しづらく、クラブが自体が働いてくれる。方向性を出しやすい。
ネックの形状
ネックとは、シャフトとヘッドの接合部分です。
ここの形状の違いは、ボールの捕まりに影響します。
○オフセット(クランクネック・ベントネック)
オフセットは、シャフトの延長線上よりフェース面が右に来る。
特徴は、
- ボールを捕まえて打ちやすい。
- ボールを右に置きやすく、右へのミスが出にくい
○センターシャフト
センターシャフトは、シャフトの延長線上よりフェースが左に来る。
特徴は、ボールを左にセットしやすく、左へのミスが出にくい。
フェースバランス
フェースバランスは、ストローク中のフェースの回転のしやすさに影響します。
○トゥ・ヒール(ノン・フェース)バランス
フェースの開閉がしやすい。
感覚を出して打ちやすいので、距離感を出しやすい。
○フェースバランス
フェースの開閉がしづらい。
フェースが回転しづらいので、方向性を出しやすい。
トゥーヒール(ノン・フェース)バランスのパターは置いたときにヘッドの先が地面の方に下がる。
フェースバランスのパターは、置いたときにフェースが上をむく。
シャフトの長さ
シャフトの長さは、構えの形やスムーズなストローク、距離感などに影響します。
正しい構えかたをしたときに、ちょうど手元が来る位置で握れる長さにしましょう。
○一般的な長さ
33インチ・34インチ・35インチ
まずは、34インチを使うのがおすすめです。
○中尺・超尺
みぞおちやむねの位置にグリップが来る特殊なパター。
初心者は選択肢からはずしましょう。
フェース素材
球を打ったときの感触(打感)に影響します。
素材には、
金属(軟鉄・ステンレス・アルミニウム・ブロンズなど)
樹脂(エラストマーコア・ストロノミクス・ウレタンなど)
があります。
しっかりした打感が好きなら硬め。
ボールに吸い付くような打感が好みなら柔らかめを使うと良い。
一般的には、カップをショートするかたは硬め、オーバーしてしまうかたは柔らかめが良いとされている。
ボールとの相性も非常に大事なので試し打ちをする場合は普段使っているボールを持っていきましょう。
打感はあまり気にせずに選んでいるかたも多いが、距離感にとても影響してくるのでしっかり選びましょう。
グリップ
グリップは、手首の使いやすさやフェース面のコントロールに影響します。
○細目
細目のグリップは、手首を使いやすく、感覚を出しやすいので距離感を出すのに適しています。
○太め
太めのグリップは、手首が使いづらいのでオートマチックに振りやすく方向性を出しやすいです。
初心者におすすめのパター
これからパターをしっかり練習して上達したい初心者のかたに僕がおすすめのパターは、
ピン型・オフセット・トゥヒールバランス・34インチ・フェース素材は金属系(特に削り出しパター)・細目のグリップのパターがおすすめです。
おすすめパターの紹介はこちらの記事をご覧ください。
スコッティキャメロンのニューポートシリーズは、本当におすすめです。まだ、ピン型のパターを使ったことがない方には、ぜひ一度使ってみてもらいたいと思います。
距離感の悩みを解消する

ここからは、実際の悩みを解消するパターの選び方を解説します。
まずは、距離感が合わなくて悩んでいる方は、打感が自分のフィーリングと合っているかを確認して見ましょう。
○柔らかいインサート素材のパターでは、フェースに吸い付く様なソフトな打感が得られます。
○硬いインサート素材のパターでは、しっかりした打感と弾き感が得られます。
○インサートなしの削り出しのパターは、硬めの打感ながらフェースに吸い付く様な打感が得られます。
自分のフィーリングと合う打感のパターを使うのが一番いいのですが、一応僕が考える選ぶ基準としては、ショートが多い人には柔らかいインサートが合い、オーバーが多い人には硬いインサートが合うと思います。
世間一般で言われているのとは逆のような気がしますが、上達したいと思うのであれば僕はこのインサートの選び方がいいと思います。
強く打てない方は、柔らかいインサートでしっかり打てるようにし、強く打ちすぎてしまう人は、硬いインサートでタッチを出せるようにしていった方が、パッティングのストロークはよくなっていくと思います。
ちなみに僕は強く打ってしまう傾向なので、エースパターはインサートが硬めのピンタイプのパターを使用しています。
僕の一番のおすすめは外側のカバーが柔らかいボールと削り出しのパター(打感が硬め)の組み合わせです。これが最高に気持ち良く感じます。
プロの中には、ボールを自分の使っているパターにフィーリングが合っているかで選ぶ人もたくさんいるみたいです。
実際僕も最近のボールは性能がよくスピン系でもディスタンス系でもフルスイングではあまり違いが出なくなっているのでアプローチとパターの打感でボールを選ぶ様にしています。
柔らかいインサートのパター
削り出しのパター
方向性に悩みを解消

次に狙ったところに真っ直ぐ打出せない方ですが、ストロークが悪い方と目標に真っ直ぐ構えられない方がいます。自分がどちらなのかをまずは確かめましょう。
まずストロークが悪くて、狙ったところに打出せずに方向性に悩みがある人は自分のストロークとパターのフェースバランスが合っているかを確認して見ましょう。
パターで方向性に大事なのはインパクトでフェースが目標に直角にすることです。
自分のストロークとパターのフェースバランスが合っているとフェースをスクエアにインパクトしやすくなります。
ヘッドを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す様に、出来るだけ真っ直ぐストロークしたい場合はフェースバランスのパターを使いましょう。
フェースバランスのパターは、ネオマレット型と言われる大型ヘッドが多いです。
フェースバランスのパターはこちら
ヘッドをイン・トゥ・イン(少し円軌道)にストロークしたい人には、ノン・フェースバランスのパターがおすすめです。
ノン・フェースバランスのパターは、ピンタイプのパターに多いです。
ノン・フェースバランスのパターはこちら
ちなみに、まだ使ったことは無いのですが最新のテイラーメイドのスパイダーというパターは、ネオマレット型ですが少しノン・フェースバランスになってると聞いたので結構気になっています。(僕の持っているスパイダーは昔のモデルなのでフェースバランスのパターです。)
ノン・フェースバランスのスパイダーはこちら
そして、次に目標に真っ直ぐ構えられない人には、真っ直ぐ構えられる様に工夫されているパターがおすすめです。
パターで方向性に大事なのはインパクトでフェースを目標にスクエアにする事と先程も書きましたが、最初の構えで違うところをフェースが向いていたり、体が目標を正しく向けていないと目標に真っ直ぐ打つのは難しくなってしまいますよね。
今はいろいろなメーカーが真っ直ぐ構えやすい工夫がされたパターを出しています。
真っ直ぐ構えられない人は、その様なパターを使ってみてはどうでしょう。
僕も真っ直ぐ構えるのが苦手でした。そんな僕がおすすめしたい目標に真っ直ぐ構えやすいパターはなんと言ってもオデッセイの2ーBallパターです。
僕が高校生の時に発売されたのですが、凄い人気で高校、大学の時は同じ組の4人中3人が2ーBallパターみたいな感じでした!!
僕自身も何故か一時期は2ーBallパターを4本ぐらい持ってました。目標に真っ直ぐ構えるのが苦手で、まだ1度も使ったことのない人は一度は使ってみてもらいたいと思います。
2ーBallパターはこちら
まとめ

この記事では、パッティングの悩みをパターで解決する方法について解説しました。
・距離感を合わせるためには打感を大事にする。
・方向性を改善するためにはフェースバランスを合わせる。
この2つを意識してパターを選んでいただければ自分に合ったパターを見つけられると思います。
今回の記事が皆さんのパター選びのお役に立てれば幸いです。
実際ラウンドしててもパターのミスは次からのショットに影響してきてしまいますよね?
自分のフィーリングにあったパターを使うことで気持ちのいいパッティングが出来るとショットにもいい影響が出てきます。
自分に合ったパターを使いバシバシ良いスコアでラウンドしましょう。
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最後まで、お読みいただきありがとうございます。また、別に記事でお会いしましょう。
パターの構え方と打ち方についての解説は、こちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
[ゴルフ初心者必読]パッティングの基本講義!構えと打ち方を徹底解説
パターフィッティングを受けてみたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。