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アプローチが上達したい人のために!!打ち方別 練習方法
アプローチが上達したい。けど・・・
- 「うまくフェースに当たらない」
- 「距離があわない」
- 「どうやって打ったらいいのかわからない」などなど
アプローチの悩みはつきないですよね。
そんな方のために、少しでもお役に立てればと、今回はアプローチが上達するための打ち方別、おすすめの練習方法を書いていきたいと思います。
アプローチの打ち方ですが、細かく分ければ色々な打ち方があります。
今回は、『上体』『腕』『手首』どこをメインに動かすかで、打ち方を3種類に分けて説明していきたいと思います。
それぞれの打ち方には、メリットとデメリットがあるので、まずは、そこを理解していただき。
そして、それぞれの打ち方に合わせた練習方法でアプローチをどんどん上達させていきましょう。
1、上体をメインに使ったアプローチ
最初は、上体をメインに使ったアプローチです。
打ち方
・背骨を軸とした、上体の回転でクラブを動かす。
ストローク中に軸が上下左右にブレないように、スムーズに上体を回転させましょう。
・腕と手首は、なるべく使わないように。
ストローク中に腕と手首に力を入れてガチガチに固める必要はないのですが、クラブが動きすぎないようになるべく腕と手首は使わないようにしましょう。
・アドレスは上体を前傾させる。
上体を回転させて打つので、上体がボールに当たる形で構えなくてはいけないのですが、結構アドレスで胸が地面を向いてない人が多いです。
アドレスは、股関節から上体をしっかり前傾させて、胸が下をむくように構えましょう。
メリットとデメリット
・メリット
このアプローチのメリットは、なんと言っても距離感と方向性を合わせやすいことです。
上体の大きな筋肉を使うので、クラブのスピードをコントロールしやすく、距離感を合わせられる。
そして、手首を使わないことによりフェースの角度(ロフト)と向きをストローク中に一定に保つことが出来るので距離感と方向性も安定します。
・デメリット
デメリットとしては、軸がブレるとうまく当たらないことです。
「背骨を軸に体を回しましょう。」
言葉にするのは簡単ですが、実際やってみるとこれがなかなか難しいですよね。
軸が上下左右にブレると、ダフッたり、トップしたりうまくフェースに当たらなくなってしまいます。
振り幅を大きくすると、その分上体もたくさん動かさなくてはいけなくなるので、余計に軸ブレしやすくなります。
しかし、正しい軸回転を覚えることができればこのデメリットは無くなります。
おすすめの練習方法
上体をメインに使ったアプローチのおすすめの練習方法は、クロスハンドグリップ(右手と左手の位置を逆にしたグリップ)で打つドリルです。
クロスハンドでグリップする事により、腕と手首を使いずらくする事により、正しい体の回転ができないと打てません。
上体の正しい回転を覚えれば、アプローチだけではなくフルショットの動きも良くなるはずです。
頑張って練習して、体の軸回転を覚えましょう。
2、腕をメインに使ったアプローチ
次に、腕の振りをメインに使ったアプローチです。
打ち方
・体の回転を最小限にして腕を使いクラブを動かす。
体をあまり動かさずに、腕を柔らかく使いましょう。
・バックスイングでは右肘を曲げて、フォロースルーでは左肘を曲げて腕を動かす。
腕を使うアプローチですが腕を横に振る動きはあまり使わずに、肘の曲げ伸ばしの動きで腕を振ってクラブを動かしましょう。
・アームローテーション(肘から先を回す動き)を使いクラブを動かす。
バックスイングでは左腕は内側に右腕は外側に回し、ダウンスイングでは元の形に戻すように腕を回転させ、フォロースルーでは左腕を外側に右腕を内側に回す。
メリットとデメリット
・メリット
このアプローチのメリットは、一番動かしやすい腕を使う事によりクラブを大きく振りやすい事です。
その為、短い距離のアプローチから中途半端な距離のアプローチまで同じスイングのイメージで打つことができます。
もう一つのメリットは、傾斜地からのアプローチが打ちやすいです。
体をあまり動かさない為、傾斜地の不安定な場所からでも同じイメージでアプローチを打つことができます。
・デメリット
デメリットとしては、腕に力が入り腕を固めてしまうとスムーズに触れなくなってしまいうまく当たらないことです。
それから、腕は動かしやすい反面スピードをコントロールすることが少し難しくなってしまいます。その為、距離感が合わせ難くなってしまいます。
もう一つは、アームローテーションを使う事によりフェースの開閉が起こるので、方向性も出しづらくなってしまいます。
しかし、このデメリットは反復練習を積み重ねる事により改善することは出来ます。
おすすめの練習方法
腕をメインに使ったアプローチのおすすめの練習方法は、両足のスタンス幅を狭くして両手の前腕部分でゴムボールなどを挟んだまま打つドリルです。
スタンス幅を狭くする事により、軸が左右に動かない感覚を覚える。
それから、ゴムボールを両腕に挟んだまま腕を振る事により腕の動かし方を覚える。
軸をブラさずに腕がスムーズに振れるようになるまで練習を繰り返しましょう。
この腕の振り方を覚えると、フルショットの時のヘッドを走らせる動きや、ラウンド中の傾斜地からのショットもよくなるはずです。頑張って練習してみましょう。
(ちなみに全然関係ない話ですが、僕がラウンドしていて、「この人上手いなぁ」とレベルの差を思い知らされるのは結構傾斜地からのショットです。
「この傾斜ではしっかりスイングできないから腕の振りだけでスイングしてある程度前に行けばいいや」と僕なら思うような傾斜のキツいところからでも、しっかりスイングしてグリーンを捉えてくる人を見ると「この人は僕なんかよりレベルがだいぶ上だなぁ」と思い知らされます。)
僕が学生の頃にいつも使っていた練習器具の改良バージョン。
正しい腕の振りと腕と体の同調を覚えられる練習器具です。
僕はこれで、フォロースルーでの左肘の引けが治りました。
おすすめの練習器具なのでぜひお試しください!!
3、手首をメインに使ったアプローチ
最後は、手首をメインに使ったアプローチです。
バックスイングは手首を使いダウンスイング以降は体の回転を使う方法。
打ち方
・アドレスはかかとを結んだラインが少し左を向くように(オープンスタンス)構えます。
そして、頭の位置を少し左にして左足に体重を乗せて構えます。フェースは目標に向けます。
・バックスイングから積極的に手首を使い、クラブヘッドを少し外めに動かします。(目標に対して、ストレートに動かすイメージ)
・ダウンスイングでは手首の角度をキープしたまま体の回転でクラブを動かします。この時左足体重が変わらないように注意しましょう。
・フォロースルーまで手首の角度はキープしたままです。多少クラブヘッドを上から打ち込む形になるのでフォロースルーはバックスイングより小さくします。
メリットとデメリット
・メリット
このアプローチのメリットは、今説明してきたアプローチの中で一番バックスピンが入れられることです。
オープンスタンスの度合いを大きくしたり、頭の位置をより左にすることでバックスピンの量を増やすことができます。
また9Iなどのロフト(フェースの角度)の立っているクラブを使えば、失敗の少ないランニングアプローチも打つことができます。
・デメリット
デメリットは、入射角やフェースの角度をコントロールできないと距離感が合わなくなってしまいます。
狙った場所に落ちたのに、スピンがかかり過ぎて止まってしまう。
インパクトが強くなって、ロフトが立ってあたりカップをオーバーしてしまう。などのミスは出やすいです。
もう一つは、バックスイングとダウンスイングで違う動きをするので打ち方を覚えるのに少し苦労するかもしれません。
しかし、生徒さんにこの打ち方を教えると最初は「難しそうなんですけど・・・」と言っていても、練習してるうちに「結構簡単ですね。」と言ってもらえるので練習すれば大丈夫です。
おすすめの練習方法
このアプローチのおすすめの練習方法は、指を1本分ぐらい開けた軽いスプリットハンドグリップ(左手と右手を離したグリップ)やテンフィンガーグリップ(10本の指全部で握るグリップ)で打つドリルです。
このグリップだと、バックスイング側には手首を折りやすいのですが、フォロースルー側には手首を折りづらくなります。
なのでバックスイングは手首を使い、ダウンスイング以降は体を使う動きを意識して練習しやすくなると思います。
このドリルで手首と体の動きを覚えたら、普段のグリップでも同じように動けるように練習しましょう。
ちなみに、僕はこのアプローチの時はテンフィンガーグリップにして打っています。それでも全然構わないと思います。
4、番外編 ロブショットの昔の思い出
フェースを上に向けてボールを高くあげて打つロブショット。そのロブショットの学生時代の思い出。
学生の時に倉本昌弘プロからロブショットの話を聞く機会がありました。
その時教えていただいたのは「ロブショットの打ち方は大きく分けると2つあるんだよ」
「1つは、手首を使って打つ方法。もう1つは体の回転で打つ方法があるんだ。」と
「昔のプロは、ロブを打つ時に手首を使って打っていたけれど、最近の若い(と言っても10年以上前の話です)プロたちは体の回転でロブを打つんだよ。」
「まあ。俺はどっちの打ち方でも打てるけどな。」
実際にその場で、打ってもらったロブショットはどっちの打ち方も凄い綺麗でした。
同じような球を打つのに打ち方が複数あるんだな。と思った事を覚えています。
それぞれの打ち方にメリットとデメリット。もしくは自分に合う合わないがあります。
なので、いろいろな打ち方を知り、練習をしてアプローチが上達するように頑張りましょう。
そういえば、この3年前に高校生だった時にジュニアレッスン会で宮里優作プロ(この当時は大学生)から聞いたロブショットの打ち方は、確かに体の回転で打つロブショットでした。
まとめ
今回は、アプローチの打ち方を体のどこをメインに使うかをテーマに3種類説明しました。
アプローチの打ち方は、細かく分ければたくさんあり。
そして打ち方一つ一つに、メリットとデメリット。そして自分に合う合わないがあります。
いろいろな打ち方を練習してもらい、あなたにあった打ち方を見つけていただければな思います。
今回の記事で、少しでもあなたのアプローチの上達の力になれれば幸いです。
最後に家でもゴルフ練習がしたいというあなたのために。
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