- いつもロストボールや好きなカラーボールを使ってるんだけど・・・
- ゴルフボールって見た目は一緒だけど、何が違うの?
- もしもゴルフボールでスコアが変わるなら、自分に合ったボールの選び方が知りたい。
リスくんと同じようにボール選びで悩んでしまうゴルファーは非常に多いです。
または、「ゴルフボールなんて丸ければなにを使っても一緒だよ。」とボールにはこだわらない方も。
僕は、12年以上アマチュアゴルファーのレッスンを行なってきました。そして、最近ティーチングプロの資格を取得する際の講義で、ゴルフボールについても学んできました。
そこで、この記事ではあなたに合ったゴルフボールが選べるように、ゴルフボールの構造やボールタイプの解説、そしてゴルフボールの選び方ついて学んでもらいます。
この記事を読んでいただければ、たくさんあるゴルフボールの中から、あなたにとっての最高のボールを見つけることができるようになります。
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あなたに合ったボールがきっと見つかる!ティーチングプロが教える、ゴルフボールの選び方!!
最初に僕のおすすめのゴルフボールのメーカーはブリヂストンです!!
ブリヂストンゴルフアカデミーのインストラクターをしている関係で、10年以上ブリヂストンのゴルフボールを使っていますが、常に満足させてもらっています。
他のメーカーのボールも当然試すことはあるのですが・・・ブリヂストンを使っておけばなにも問題なしかなと。
タイガーウッズ選手や今話題のデシャンボー選手も使用していることからも性能の高さは申し分ないですね。
デシャンボー選手はボールの重心のズレを一つ一つ確認した結果ブリヂストンボールが一番ズレが少なかったので使用を決めたようです。
そして、タイガーウッズ選手が使っているということで、アメリカツアーにも使用選手が増えてきています。
(ちなみにアメリカツアーの使用率はタイトリストがずっと1位を獲得しています。)
○ブリヂストン TOUR B X/XSの紹介YouTube
○タイガー・ウッズ選手のブリヂストンボールのフィッティング現場
タイガー・ウッズ選手も使用しているTOUR B XS
ブライソン・デシャンボー選手が使用しているTOUR B X
ゴルフボールの構造
まずは、ゴルフボールの構造について学んでいきましょう。
ゴルフボールは、外側のカバーと中身のコアからできています。
・構造の種類
ゴルフボールには、カバーとコアの数によって、
ツーピースボール、スリーピースボール、フォーピースボールに分けられます
- ツーピースボール コアとカバーの2層構造。
- スリーピースボール コアとカバーの間にコアやカバーがもう1層入った3層構造。
- フォーピースボール コアとカバーの間にコアやカバーがもう2層入った4層構造。
- コア数が増えるほど設計の自由度が増して、高性能なボールの開発が可能に。
- コアが増えればその分値段も高くなります。
・ボール硬度とは
ボール硬度とは、ボールの硬さを表す目安。
数字が大きいほど硬いボールになります。
柔らかいボールを使えば少ない力でもボールを潰せて、反発の力を使って遠くに飛ばせるので、ヘッドスピードの遅いゴルファーは柔らかいボールがいいと言われていました。
しかし、最近はボールの性能が上がったため、あまり言われなくなってきました。
なのでヘッドスピードの遅い女性でも、柔らかいボール(レディースボール)と硬いボール(スピン系のツアーボール)で飛距離の面ではあまり変わらなくなってきています。
コアが柔らかいと、打ち出し角が高くなるので、ヘッドスピードが遅くて打ち出し角度が低いゴルファーは、飛距離が上がる可能性があります。
ボールの硬度と打ち出し角度・スピン量の関係。
○コアの硬度が高い 打ち出し角度が低くて⤵︎ スピン量が多くなる⤴︎
○コアの硬度が低い 打ち出し角度が高くなり⤴︎ スピン量が少なくなる⤵︎
○表面硬度が高い 打ち出し角度は高くなり⤴︎ スピン量が減る⤵︎
○表面硬度が低い 打ち出し角度は低くなり⤵︎ スピン量が多くなる⤴︎
ボールタイプについて
次に、ゴルフボールのタイプについて解説して行きます。
ゴルフボールは大きく分けるとスピン系ボールとディスタンス系ボールに分けられます。
最近では、ディスタンス系のボールだが、スピンも程々にかかる第三のボールというのも出てきています。
ちなみにブリヂストンでは、スピン系のボールをツアー系ボールと言っています。
この2種類の大きな違いはスピンの量と打感の違いになります。
- そして基本的には外側のカバーの素材がアイオノマーカバーかウレタンカバーで変わります。
ディスタンス系ボールは、アイオノマーカバーが使用されており。
スピン系ボールは、ウレタンカバーを使用しています。
それでは、2種類のボールの違いは以下の表を参考にしてみてください。
アイオノマーカバー(2ピース) | アイオノマーカバー(3・4ピース) | ウレタンカバー(3ピース) | |
1w スピン量 | 小 | 小 | 小〜中 |
1w 打感 | 硬い | やや柔らかい | やや硬い |
1w 飛距離 | 大 | 大 | 中〜大 |
アイアン スピン量 | 小 | 小〜中 | 多い |
アイアン 打感 | 硬い | やや柔らかい | 柔らかい |
以上がボールの種類になります。ちょっと分かりづらいところもあったかもしれませんが、なんとなくでも理解していただけましたか?
僕が一番大事にしているのは、外側のカバーの種類と外側のカバーの硬さです。
外側のカバーの種類は、箱に大体書いてあるのでアイオノマーカバーとウレタンカバーのどちらなのかは必ず確認して買うようにしましょう。
外側のカバーで、アプローチやパターの打感、アプローチの球の飛び方やスピン量がかなり変わってきます。自分のフィーリングに合わせて、外側のカバーを選べばショートゲームでのパフォーマンスが上がり、良いスコアを出しやすくなります。
ちなみに僕はパターの打感を重要視してボールを選んでいます。フェースに硬いインサートを使っているパターを使うときは、外側のカバーが柔らかいボールを好んで使っています。(使用ボールTour B XS)
あなたに合ったゴルフボールの選び方
ボールの構造とボールタイプがわかったところで、いよいよボールの選び方について解説して行きます。
間違ったボールの選び方
僕が生徒さんに「ゴルフボールはなにを使っていますか?」このように聞くと、
- ゴルフバックに入っているボールを適当に使ってるよ。
- 安いから、ロストボールを使ってる。
- 好きな色のカラーボールを使うようにしています。
このような答えが返ってくることが非常に多いです。
これらは、残念ながら間違ったボールの選び方になってしまいます。
なにがまずいのかを一つずつ解説して行きます。
- なぜ、ゴルフバックに入っているボールを適当に使ってはいけないのか!
このように答える方のバックの中を見てみると、いろいろな種類のボールがごちゃ混ぜで入っている場合が大半です。
これまで説明したように、ボールにはそれぞれの特徴があります。ラウンド中に色々な種類のボールを使ってしまっては感覚の部分が狂ってしまい良い結果が出にくくなってしまいます。
ラウンド中は、必ず同じボールでプレーするようにしましょう。(いろいろなボールを試してみて自分に合ったボールを見つけたいときは別です。)
- なぜ、ロストボールはおすすめできないのか!
「値段も安いし、きれいなロストボールなら使ってもいいんじゃない?」このように思っている方も多いですよね。
しかし、実際はロストボールは、当たり外れ(性能)の差がかなり大きいです。
ロストボールは外側のカバーをきれいにしているので、見た感じでは新品と同じように見えても、実際はボールの性能が著しく落ちている場合があります。
キレイな状態で回収されたものと、池の中に長く沈んでいたボールでは性能が全然違いますよね!?
なので、僕はロストボールを使うならば、格安のツーピースボールを使ったほうがおすすめです。
- なぜ、好きな色のカラーボールを買ってはいけないのか!
最後は、女性の生徒さんに多いのですが、好きな色のカラーボールだから使っているです。
カラーボール自体を使うことは全然悪くないのですが、大半の方がボールタイプなどを考えずに色で選んで買ってしまっています。
これでは、自分に合ったボールを使っているか分かりませんよね。
カラーボールを使う場合は、自分に合ったボールを見つけて、そのボールにラインアップされているカラーの中から好きな色を選ぶようにしましょう。
ゴルファー別 ゴルフボールの選び方
ここからは、この記事の本題のゴルファー別のゴルフボールの選び方について解説して行きます。
最初に結論を書いてしまうと、どのゴルファーもブリヂストンのツアーボールを使ってもらうのが間違いのない選び方です。
しかし、ボールに求めるものが一人一人違うので、それらも考慮して解説して行きたいと思います。
スコア別 ゴルフボールの選び方
当然個人差はありますが、腕前によってボールに求めるものが変わってきます。ここではスコア別にボールに求めるものをもとにボールの選び方を書いて行きたいと思います。
- スコア70台のゴルファー
このレベルのゴルファーがボールに求めるのはスピン量と打感です。
基本的にパーを取って行かなくてはいけないので、グリーンにしっかり止めるためのスピン量と感覚に合わせるための打感が必要になってきます。
おすすめボールは、TOUR B XS/S
- スコア80台のゴルファー
このレベルのゴルファーがボールに求めるのは飛距離性能とスピン量です。
80台で回るにはボギーで抑える必要があるのでなるべく飛ばしてセカンドでグリーンの周りには持っていけるように飛距離性能が高いボールがおすすめです。
そして、寄せワンのパーの数やパーオンの数を増やすためにもスピン量も必要になってくると思います。
おすすめは、TOUR B XS/S orTOUR B JGR
- スコア90台のゴルファー
このレベルのゴルファーがボールに求めるものは、飛距離性能です。後はボールをなくす場合も多くもしかすると価格を重視するという方もいるかもしれないです。
このレベルはなるべく飛ばしてグリーンに少しでも近づけるのが良いスコアを出す結果につながるので飛距離性能が高いボールがおすすめです。
おすすめは、TOUR B XS/S orTOUR B JGR
もし価格重視なら、ブリヂストンではなくHONMAの2ピースボール HONMA D1ボールもおすすめです。価格が安いし、飛距離性能が高いと生徒さんからも好評です。
- スコア100以上のゴルファー
このレベルのゴルファーがボールに求めるものは価格を重視が一番多いように感じます。
僕的には、出来ればツアーボールを使って欲しいのですが・・・
すぐにボールを無くしてしまうからボールにお金かけるのはもったいないと思うなら、ある程度飛距離性能の高いボールで価格が安いものを選ぶと良いのかなと思います。
おすすめは、TOUR B XS/S or HONMA D1ボール
女性におすすめのゴルフボール
まず女性ゴルファーの特徴として、ヘッドスピードが遅い事によりスピン量が少なくなります。
したがってどうしてもグリーン上にボールが止めづらくなります。
そこで僕は、女性の生徒さんにこそ、スピン系のボールをおすすめしています。
女性の方は、レディース用のボールを使っている方が結構多いですが、スピン系のボールはレディースボールに比べて、
- 飛距離性能はほとんど変わらず
- スピン系の方がグリーンに止まる
このような特徴があります。
レディースボールは女性ゴルファーに合わせて設計されているので、悪いわけではありません。ゴルファーによってはレディースボールの方が飛ぶことも当然あります。
ラウンドレッスン中にスピン系のボールを試してもらって、喜んでもらえるのは意外に女性の生徒さんだったりします。
女性ゴルファーにおすすめのゴルフボールは、TOUR B XS/S
スライサーにおすすめのゴルフボール
スライサーのゴルファーの特徴としては、バックスピン量が多く飛距離を損してしまいます。
そこで、僕がおすすめするゴルフボールはディスタンス系です。
今のボールの性能では、スピン系もディスタンス系も飛距離性能はそこまで変わらなくなってきています。
しかし、スピン量の多いスライサーの場合は、スピン量が抑えられるディスタンス系を使う事により飛距離アップと曲がり幅の軽減が見込めます。
スピン量の多いスライサーがディスタンス系のボールを使うと500回転ほどバックスピン量が減るらしいです。
スライサーにおすすめのゴルフボールは、TOUR B JGR or PHYZ
初心者におすすめのゴルフボール
初心者ゴルファーの特徴としては、まだよくゴルフボールのことが分からないという方が大半だと思います。
なので、まずは値段を抑えた新品のボールを使ってもらい、その後スピン系のボールを使うのが一番いいと思います。
もちろん、最初からスピン系のボールを使うのは大賛成です!!
初心者ゴルファーにおすすめのゴルフボールは、 HONMA D1ボール or TOUR B XS/S
以上が僕の考えるゴルフボールの選び方です。
まだ自分の使うボールを決めていない方、自分に合ったボールが分からない方はこの記事を参考にボールを選んでいただければなと思います。
必ず、自分に合ったボールが見つかるはずです!!
おすすめのゴルフボール
最後にこれまで紹介した、おすすめのゴルフボールを紹介して行きたいと思います。
ぜひ使ってみてください。
TourB XS
ボールの特徴
- ボールタイプはスピン系
- ウレタンカバーの3ピースボール
○スピードコントロールテクノロジーにより
ドライバーショット 高初速x低スピン=飛ぶ!!
アプローチショット 低初速x高スピン=止まる!!
(カバーに衝撃吸収剤を配合し「低初速を追求」
○ブリヂストンのボールの中で最もスピンがかかり、次に紹介するXよりもソフトなフィーリングです。
・おすすめゴルファー ゴルファー全般
- スピンも飛距離も欲しいゴルファー
- 女性ゴルファー
TourB X
ボールの特徴
- ボールタイプ スピン系
- ウレタンカバー 3ピースボール
○スピードコントロールテクノロジー
○XSより芯を感じるしっかりとした打感
・おすすめゴルファー ゴルファー全般
- スピンも飛距離も欲しい方。
- 芯を感じるしっかりとした打感が好きな方。
TourB JGR
ボールの特徴
- ボールタイプ ディスタンス系
- アイオノマーカバー 3ピースボール
- スピン量がブリヂストンのボールの中でちょうど真ん中。
・おすすめのゴルファー 80台、90台ゴルファー・スライサー
- スピン量がちょうど中間に位置するので、ボール選びをこれから始める方。
- ドライバーのバックスピン量が多い方。
- 飛距離性能を大事にして、ほどほどにスピンが欲しい方。
(勧めた生徒さんからも、飛んでほどほどにスピンが入ると評判がいいです。)
- パターの打感にしっかりとした打感を求めるプレイヤー。
(パターで、打ち比べをしてもらうと女性の生徒さんから1番気に入られます。)
PHYZ
ボールの特徴
- ボールタイプ ディスタンス系
- アイオノマーカバー 4ピースボール
- 最もスピン量が少ない
- ソフトハイドロコア(柔らかいコアを採用し、高打ち出し)
おすすめのゴルファー 飛距離性能を求める方・スライサー
- バックスピンなんていらない少しでも遠くに飛ばしたい方。
- スライスの曲がり幅が大きくて困っている方。
HONMA D1ボール
ボールの特徴
- ボールタイプ ディスタンス系
- アイオノマーカバー 2ピースボール
おすすめのゴルファー 初心者ゴルファー・スライサー
- 出来る限り値段を抑えて良いボールが使いたい方。
- 飛距離性能を求める方
まとめ
今回の記事では、ゴルフボールについて、
- ボール構造
- ボールタイプ
- ゴルフボールの選び方
- おすすめのゴルフボール
について解説しました。
今回の記事を参考にして、あなたに合ったゴルフボールを見つけてみて下さい。
自分のお気に入りのボールで気持ちよくラウンドして良いスコアが出れば最高です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事があなたのボール選びに少しでも役に立っていただければ幸いです。
最後にブリヂストンのツアー系ボールは、本当に最高なので一度は使ってみて欲しいです。
ボール選びにこだわってなかった方なら、ボールの性能の違いによる衝撃を受けること間違いなしです。